つめまる2は、猫が決めた爪とぎです。nyans(飼い主さま)審議会 〜つめまるの改善要望〜 を開催いたします。|nyansネコラム

つめまる2は、猫が決めた爪とぎです。nyans(飼い主さま)審議会 〜つめまるの改善要望〜 を開催いたします。|nyansネコラム

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たにぐち

今日は、新しくなった「つめまる2」のお話をさせてください。といっても、これは新商品のご案内というより、お客様への一通のお手紙のつもりで書いています。どうやってこの爪とぎが生まれ変わったのか、そして今、私たちが正直にどこでつまずいているのか。最後まで、少しだけお付き合いいただけたらうれしいです。

きっかけは、お客様の声でした。

つめまる2が生まれたきっかけは、ある日のひらめきでも、社内の会議でもありませんでした。お客様から届いた「正直な声」でした。

nyansの爪とぎシリーズは、おかげさまで累計10万台を超えました(2023年1月から2026年7月)。つめまる単体でも、2026年2月からの累計で15,681台。現行モデルが8月までに13,459台、9月に発売したつめまる2が2,222台です。たくさんの猫が、バリバリと研いでくれている。それは本当にありがたいことです。

けれど、私たちのもとには、こんな声も届いていました。

「うちの子は、やすりの面を使ってくれませんでした」。

つめまるを使ってくださっている方に伺った「つめまる開発部」アンケートでは、455件のご回答が届きました。そのうち、本体の上で実際に爪をといでいる393件を数えてみると、半分以上にあたる53.7%(211件)が、やすりに届いていませんでした。猫が真ん中のくぼみに座ってとぐのに、やすりは外側に寄っていたからです。

これは、隠したくなる数字かもしれません。でも私たちは、この211件こそが次のヒントだと思いました。使ってくれなかったのは、飼い主さんの接し方のせいでも、その子がわがままだからでもありません。ただ、その爪とぎが、その子にはまだしっくりきていなかった。それだけのことです。だったら、猫にとって「しっくりくる」爪とぎに変えればいい。

問題は——それを、どうやって決めるか、でした。

※つめまる開発部アンケート(2026年3月14日から8月26日実施・当社調べ)。回答455件のうち、本体で爪をといでいる393件を分析。

人間の話し合いでは、決まりませんでした。

やすりを茶色にすべきか、白のままがいいか。配置を変えるべきか、そのままか。社内で何度も話し合いました。でも、正直に言うと、まったく決まらなかったのです。

当たり前でした。だって、使うのは私たちではなく、猫だからです。

そこで私たちは、こう考えました。「人間が決められないなら、猫に決めてもらおう」。こうして開いたのが、第一回 nyans(猫たち)審議会です。なんて少し大げさな名前をつけましたが、中身は222世帯のうちの子たちに試作品を使い比べてもらった、まじめな調査です。

222世帯のモニターのおうちに、タイプAとタイプBの試作品を2台ずつ送りました。そして202世帯からお返事をいただきました(回答率91.0%)。使い比べてくれた猫は、447匹以上。この子たちが、審議会の「議員」です。

結果、猫たちはこう教えてくれました。

ひとつめ、色。

白いやすりが8本入った、これまでのつめまる
これまでのつめまる。やすりが白く、本体から浮いて見えます。つめまる2では、ここが茶色になりました。

じつは変える前に、私たちも確かめていました。13頭の猫が暮らす保護猫カフェCatioの猫たちと、nyansの社員猫に、白いやすりと茶色のやすりを並べて試してもらったのです。結果ははっきりしていて、茶色のほうが圧倒的に使われました。同じ猫が、白では使わず、茶色でなら使うこともありました。

そして審議会でも、飼い主さんの評価はこうなりました(184世帯)。

やすりの色の評価票数割合
茶色の方が良い8345.1%
特に気にしていない6736.4%
茶色でも問題なかった2915.8%
白色の方が良かった52.7%

白のほうがよかったという方は、184人中5人でした。つまり、ほとんどのおうちが、茶色を「良い」あるいは「問題なし」と受けとめてくれたのです。自由回答では、「白いやすりでは研がなかった猫が、茶色のやすりで研ぎ始めた」という報告も、14世帯から寄せられました。

猫は赤と緑を区別しないことが実験で確かめられていて(ClarkとClark, 2016年)、茶色のダンボールと白いやすりの差は、色の違いというより明るさの違いとして猫の目に入ってきます。本体になじむ茶色のほうが、安心して研げる子もいるようでした。だからつめまる2では、やすりの色を白から茶色へ変えました。

ふたつめ、配置。

やすり8本を均等に配置したタイプA

タイプAやすり8本を均等に配置

片端に4本、中央に4本を配したタイプB

タイプB片端に4本、中央に4本

やすりを8本均等に並べたタイプAと、片端に4本・中央に4本を配したタイプB。この2つを、猫たちに研ぎ比べてもらいました。

審査結果票数割合
タイプA(均等配置)10451.5%
タイプB(片端+中央)8039.6%
どちらも使わなかった188.9%

ここは、正直にお伝えします。Aが最多ではありましたが、圧勝ではありませんでした。「どちらも使わなかった」を除き、A・Bの両方を実際に使った148世帯に絞って比べると、タイプA 82票(55.4%)、タイプB 66票(44.6%)。その差は、16票です。

4割以上の子が、Bを選んでいる。これは「猫の総意」ではなく、「猫たちの中で、いちばん多くの支持を集めたのがAだった」という結果です。

ちなみに、ご回答いただいた202世帯のうち、183世帯(90.6%)が、新しい試作品のやすりの面で実際に研いでくれました。色と配置を見直したこの試作品に、多くの子が体を預けてくれた。ここは、素直にうれしい数字でした。

※第一回nyans(猫たち)審議会アンケート(2026年8月22日から9月11日実施・当社調べ)。対象222世帯/回答202世帯(回答率91.0%)。モニターにご応募いただいた方が対象のため、猫全体の嗜好を示すものではありません。

ついでに、社内の話も。

タイプAの上に座るミルキー

ミルキー専務タイプA派

タイプBの上に立つレオ

レオ社員タイプB派

つめまる2の上でくつろぐチェルシー

チェルシー社長最終決裁

うちの会社では、猫にも役職があります。タイプA派の筆頭はミルキー専務、頑としてタイプBを推したのはレオ社員。そして最終決裁は、もちろんチェルシー社長。なんて、猫たちを眺めながら、私は勝手に会議を実況していました。

正直な現在地——9月分は、完売しました。

強化ダンボールを人の手で一枚ずつ貼り合わせる製造風景
つめまるは、一枚ずつ人の手で貼り合わせてつくっています。

こうして、猫が選んだつめまる2(タイプA)が生まれました。2026年9月16日に、9月分2,222台・税込6,980円で発売しました。

そして、ここでいちばん正直なお話をさせてください。この9月分(2,222台)は、2026年9月25日に完売しました。 ご期待いただいたのに手に入れられなかった方には、本当に申し訳ございません。

つめまるは、バージンパルプを使用した強化ダンボールを、人の手で一枚ずつ貼り合わせてつくっています。手貼りだからこその研ぎ心地がある一方で、一度につくれる数には、どうしても限りがあるのです。だから今回、求めてくださったみなさんにお届けしきれませんでした。お詫びします。

ただ、止まってはいません。いまは10月お届け分のご注文を承っています(2026年9月28日時点)。発送まで少しお時間をいただきますが、お待ちいただける方はこのままご注文いただけます。

そして、生産拡大と改善は行なっていきます。求めてくださるお客様に必要な個数を、そしてすべての猫にfitするつめまるの開発を、同時並行で進めていきます。

つめまる2を見る(10月お届け) ▶︎

※お届け時期は2026年9月28日時点の情報です。最新の在庫と発送の目安は商品ページでご確認ください。

※つめまる2は、研ぐことで爪の先が整う・丸くなる子もいますが、効果には個体差があります。後ろ足の爪は削れませんし、爪切りが完全に不要になるわけではありません。ただ、爪切りの頻度が減ったというお声はよくいただきます。研ぎカスも出にくい設計です。

まずは、タイプAで愛猫の研ぎ癖を検証してください。

つめまる2タイプAのやすり面に前足をかけるミルキー
やすりの面に、ちゃんと乗ってくれるかどうか。そこを見てください。

すでにお手元につめまる2(タイプA)がある方に、お願いがあります。ぜひ、うちの子の研ぎ癖を観察してみてください。タイプAを、どんなふうに使うのか。やすりの面に、ちゃんと乗ってくれるのか。その一匹ずつの反応が、次の答えになります。

私たちが思い描いているのは、こんな流れです。まずはこのタイプAを、実際にうちの子で試してもらう。愛猫の研ぎ方・研ぎ癖を、飼い主さん自身の目で確かめてもらう。そのうえでいつか、タイプB(片端に4本・中央に4本を配したタイプ)や、タイプC(これまでの旧つめまるのやすり位置、端タイプ)も選べるようにして、「うちの子にはこれ」を、猫と飼い主さん自身に選んでもらえる。そんなスタイルにしていきたいのです。審議会でBを選んだ子が4割以上いたことを、私たちは忘れていません。

「やすりを、もっとハードにしてほしい」というお声もいただいていて、つめまる2ハードも、頭の中では温めています(現在は猫の安全を最優先に、やさしめのやすりにしています)。猫の安全との両立が課題ですが、考えてみたいと思います。

ただ、ここは正直にお伝えします。つめまるは一枚ずつ人の手で貼り合わせているため、生産のラインを一気に広げることが、とても難しいのです。今は、タイプAを2,222台つくるだけで、正直、手一杯の状態でした。だからこそ、次の一手より先に、まずはこのタイプAを安定してお届けすることが最優先。しばし、お待ちくださいませ。

夢は大きく、足元は正直に。まずはタイプAで、愛猫の研ぎ癖を、ゆっくり検証してみてください。その声が、つめまるを次へ進めてくれます。

今度は、飼い主さまの審議会へ。

猫たちの審議会で、つめまるは生まれ変わりました。次は——飼い主さまの声を、聞かせてください。

nyans(飼い主さま)審議会 〜つめまるの改善要望〜 を開催いたします。

日時
2026年10月19日(月)18時半開始から20時頃終了予定です。
場所
グロースネクスト 2階イベントスペース(福岡市中央区大名2-6-11)です。
内容
飲み物や軽食をご用意して、つめまるの「ここをこうしてほしい」を、じかにお聞かせいただく会です。
特典
nyansの爪とぎスタンダードMのアウトレット品をプレゼント。
お楽しみ
ご参加のみなさまの中から抽選で、1名さまにうちの子だけのオーダーメイド爪とぎをプレゼント。
ご参加いただける方
どなたでもご応募いただけます。旧つめまる(白いやすり)でも、つめまる2(茶色のやすり)でも、まだお使いでない方でも歓迎です。10名さままで。ご応募が多い場合、席に限りがございますので抽選とさせていただきます。
お申し込み締め切り
2026年10月12日(月)です。

※当日、猫はおりません。あらかじめご了承ください。
※詳細や集合場所は、確定後にご応募いただいたメールアドレスへご連絡します。
※会場までの交通費は各自のご負担となります。

うちの子だけのオーダーメイド爪とぎ
抽選の景品は、うちの子だけのオーダーメイド爪とぎです。

お申し込み

下のフォームからお申し込みください。ご記入いただいた内容をもとに、nyansからメールでご連絡します。

お使いの「つめまる」必須

どのモデルでも、まだお使いでなくてもご参加いただけます。

当日の緊急連絡にのみ使用します。

開催決定のご連絡はこちらにさせていただきます。迷惑メールフォルダに入らないようご注意ください。

軽食のご用意で配慮が必要なことがあればお書きください。

  • お席に限りがあるため、ご応募多数の場合は抽選とさせていただきます。
  • 詳細や集合場所は、確定後にご応募いただいたメールアドレスへご連絡します。
  • 会場までの交通費は各自のご負担となります。
  • 当日、猫はおりません。あらかじめご了承ください。
  • 当日の様子を撮影し、nyansの発信物に使わせていただく場合があります。お顔が写ることを望まれない場合は、当日スタッフにお声がけください。
  • ご記入いただいた情報は、本イベントのご連絡と当日の運営にのみ使用します。

お申し込みの締め切りは2026年10月12日(月)です。

第一回は福岡での開催ですが、遠方で来られない方のご要望も、アンケートフォームや公式LINEで必ずお聞かせください。会場に来られるかどうかで、声の重さは変わりません。届いた声はすべて、同じ一票として受け取ります。

猫が「もっといい」を教えてくれたように、今度はみなさまの「もっといい」を、一緒に持ち寄れたら。そんな会にしたいと思っています。


猫の幸せは、私たちが勝手に決めるものではなく、猫と一緒に、そして猫を愛するみなさんと一緒に、ひとつずつ決めていくもの。つめまる2は、その最初の一歩です。

猫に誇れる選択肢を、これからもひとつずつ。どうぞ、末永くお付き合いください。

ご不明な点や、うちの子の研ぎ癖のご相談など、いつでもnyansの公式LINEまでお気軽にどうぞ。

この記事を書いた人

たにぐち

たにぐち

株式会社nyansの創業者・代表取締役。“猫になりたかった少女”が大人になって立ち上げた猫用品ブランドで、猫と暮らす飼い主のひとりとして、日々の疑問や体験を交えたコラムを書いています。